最近テレワークやネット配信などでマイクを利用される方が増えている中、
「パソコンマイクの音量を最大にしているのに小さい」
といった声をよく耳にします。
今回はそんな方の為に機械とソフトで音量改善する方法をご紹介します。
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そもそもなぜマイクの音量が小さいのか?

マイクというのは様々な種類のものがあり、また電圧やインピーダンスもバラバラです。
マイクだけではなくパソコンやスマートフォンなど接続機器によっても入力仕様は異なるため、何名かが同じマイクを同じように使っても、「普通に使えるよ」と言う人もいれば「音が小さいよ」とか「音割れする」など結果が異なります。
マイクの音が小さい場合は電圧が低かったり、インピーダンスがマイク側と接続機器同士が合っていないことが考えられます。
マイクによってはゲインを上げることもできるタイプもありますが、ホワイトノイズが引き立つなどあまり良くありません。
↑私が以前使ってたマイク。音質悪くてすぐ手放しましたが音質が悪かったのもパソコンが原因でした。
接続機器に合わせたマイクを買うのは難しい
接続機器のマイク入力仕様に合ったマイクを買えばいい話ですが、そうなるとマイクは限定されますしそもそもどのマイクがパソコンに合っているのか分かりませんよね。
接続機器に合わせるのは難しい所です。
改善方法1「アンプやミキサーを使う」
機械的に解決するならアンプやミキサーを使うという手があります。
アンプ
お使いのマイクが3.5mmやフォン端子であれば有効的な方法です。
つまみを回すだけでマイクゲインの調整が行えます。
オーディオインターフェース・ミキサー
YAMAHA AG03は私も使っているのですがオーディオインターフェイスを使うことでマイクゲインの調整を比較的簡単に行うことができます。
また、ライブ配信とかでBGMやパソコン内部音声をミックスして乗せることもできる、音量のバランス調整もしやすいため重宝しています。
アンプやオーディオインターフェイスを使えば比較的簡単にマイクの音量調整が行なえる反面、そこそこコストが掛かるのとUSBマイクやイヤホンマイクでは使えないので、マイクを購入される時はXLR接続またはフォン接続対応製品を選ぶ必要があります。
最近ではXLR接続も可能なUSBマイクも登場していますのでミキサーお持ちの方でもお使いの環境に合わせてマイクを使用することができます。
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改善方法2「ソフトで解決」
Equalizer APO

Equalizer APOはその名の通り、パソコンのスピーカーやマイク音声の音量などを細かくコントロールすることができるフリーソフトです。
マイクゲインを調節するだけでなく、イコライザー機能やVSTプラグインとの組み合わせで様々な音声効果を加えることもできます。
また、マイクゲインはWindowsのマイクプロパティより細かくアプローチすることもできますので、不必要にゲインを上げてしまいホワイトノイズが引き立ってしまうというのも防ぐことができます。(ノイズはVSTプラグインとの組み合わせで除去することもできます)
Equalizer APOの使い方
Equalizer APOのダウンロードからマイク音量調整、VSTプラグイン使用例を動画でご紹介しておりますのでご参考いただければ幸いです。
Equalizer APOの設定が反映されない場合


Equalizer APOの設定が反映されない場合は、マイクのサウンドプロパティ「詳細」で「アプリケーションによるこのデバイスを排他的に制御できるようにする」のチェックを外すことにより改善される場合があります。
まとめ
マイクの音量についてはアンプやミキサーなどで改善できますがそれはマイクがXLRなどに対応している場合のこと。USBマイクでは使うことができません。
Equalizer APOを使えばミキサーなど不要でパソコン画面上でマイクの音量調節ができますしUSBマイクにも対応しています。安価なマイクですとノイズが引き立ってしまうこともありますが、声が小さく拾ってしまう問題よりかはマシです。
動画配信にせよビデオ通話にせよ相手に声が届かないと意味がありません。
急に新しいマイクを用意するのも時間はかかるしコストが嵩みます。
もし皆さんの中で
- マイクの音量が小さい
- 音質を良くしたい
と思われた方はEqualizer APOを試してみてはいかがでしょうか。
https://sourceforge.net/projects/equalizerapo/